温暖化に伴い分布を北に広げているチョウとして、
有名な種の一つがナガサキアゲハです。
1945年頃には、四国の一部と九州にしかいなかったのですが、
現在は東北南部まで分布を広げているようです。
我が家のミカンに、はじめてナガサキアゲハの幼虫がやってきたのは
2009年6月でした。
最初は、まさかナガサキアゲハだと思わず、
クロアゲハかな、でもなんか違和感が……
と感じて気づいたのです。
クロアゲハ同様、頭が大きくメチャクチャ可愛いですが、
体色が少し異なっていることと、
クロアゲハ幼虫に比べて、さらに大型であることが挙げられます。
このコは蛹になったのですが、
蛹化のときに落ちてしまい、色もあまりよくありません。
寄生されているということはなかったのですが、
羽化にも失敗してしまいました。
とことん不器用なコだったようです。
翌年2010年、別の個体です。
このコの幼虫時代の写真は見つかりませんでした。